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all about SPARC 

 はじける?スパーク!(AMB社制ウィンドゥズレースソフト)
 サーバー機能
 結果画面のカスタマイズ=表示項目の選択
 ヒートのスタート順を変更する
 ドライバー・リストのレンタルポンダーのIDは忘れずにリセット
 個別ドライバーのみの連続ラップを計測中に見てみましょう
 ドライバーを種目別に表示しよう
 必ず入れよう会員番号
 ゲッ!レース設定を間違えてスタート!(汗・・)でもリカバリー可能です!
 おみそれしましたスパーク!設定ちがってもパーフェクトリカバリー!(6/10)
 集計と、組み分けはかなり面倒・・でも便利っていえば便利?エクセル勉強しましょ
 日本は2桁・ヨーロッパは周波数で表示(6/22)
 妙?なスパークの日本語、修正しましょう(7/13)
 結果集計の印刷はHTMLファイルで・・・(7/13)
 フォルダーダブルクリックで一発集計!(7/27)
 ファイルのコピーや移動はフォルダーを右クリック(7/27)
 万が一の手動計測法(8/26)
 他マシンでレース情報を共有しよう(9/12)
 自動エントリーやってみましょう(9/12)
 コース全長は?最高速度に関する疑問(9/16)
 フリースタッガ−スタート形式のレース運営の方・・・Atention!(1/20)
 

スパーク 1  (Ver1.1)!
 それでは、AMB社のスパークとは、どんなソフトでしょうか?
 一言で言えば、レース計測ソフトの汎用版という感じでしょうか?アトラスのLCwinやヨコモのように、かゆいところに手が届くといった感じとはだいぶ異なります。
 スパークのベースになっているのは、実車レース用のソフトだそうで、インディ500をはじめとする実車レースで実際に使われたものがベースになっているそうです(実車のレースでもウィンドウズ版が使われているということでしょうか?)
 従って、従来の国産ソフトのように受付、コントロール、予選、決勝を順にこなしていくという雰囲気よりも、オペレーターが、このヒートは予選、このヒートは勝ちあがり決勝という具合に自由に設定できるというものと考えると解りやすいかも知れません。(現にレース、スケジュールは自分でフォルダー名・ファイル名をつけなければなりません)
 逆にいえば、その都度ヒートを設定しなければならないと言え、あらかじめ設定したスケジュールに従って進行していくヨコモのソフトに比べると正反対の印象をうけます。
 血液型O型の管理者としては、ヒートが始まってから「ちょっとまって!」というケースも少なくないので、スパークの方が使いやすいかな?という印象です。
 ヨコモのウィンドゥズ版は、いったんスケジュールを途中に戻そうとすると結構大変な思いをしたことがあり、この辺は使う方の感性によると思います。
 でも、ヨコモのソフトのとってもいいところは、現在のウィンドゥズ版でも、旧DOS版でもあったと思いますが、ゴール予想タイムが出ることで、特にベストタイムで実施されるレースのでは威力を発揮します、この機能は是非スパーク、アトラスとも取り入れてもらえないかなぁと思います。

 従来のソフトと最も異なる点といえば、やはりIDの特徴でもある、すべての参加選手が個別のトランスポンダーを割り当てできるということで、朝の受付時に選手とトランスポンダーを一致させてしまえば、トランスポンダーの管理を一切しなくていいということでしょうか・・・。
 スパークの場合(プラクティクスも)いったん読み込んだ、ドライバーの情報をドライバーリストにアップデートしておけば、データを削除しない限り、コントロールラインを通過した時点でそのヒートのエントリードライバーとして書き込まれますので、万一組み合わせにない選手が走っても計測結果を記録することも可能です(こんなことはめったにありませんが・・)
 余談になりますが、この機能をうまく生かせば、当日の全参加選手のリストを簡単につくることができます、方法としては、朝の練習走行時、受付用として新規レースを開きスタート待ちの状態、もしくはレースをスタートさせておくとコントロールラインを通過した選手が勝手にリストに登録されますから、このリストをもとに、レースの組み合わせを作成すればよいのです。
 いままで、この作業は、手作業でしなければならなかったので、この部分ではずいぶん楽になったと思います。

 しかし、スパークの弱点として、周波数のダブリを解消し、さらに自動組み分けするという機能がないことがあげられます。
 とりあえず、バンドの重複情報は赤字で注意はしてくれますが、使用バンドの指定は手動で修正しなければなりません。

 アトラスのソフトだと、使用バンドを01から、順に02、03・・というようにグループ分けし、それぞれのグループのトップから順次ヒート組みしていく方式をとっていますから、全選手を登録後、指示に従って操作すると簡単にヒート分けができますから、とっても楽チンです。
 もちろん、スパークでもバンドをグループ化して表示することはできますので各グループのトップをコントロールキーを押しながら選択し、任意のヒートにコピーすることで、同様の組み分けをすることは可能ですが、自動でこの作業ができるのと、手作業でするのでは、だいぶ違いがあるような気がします・・。
 ただし、いままでのこの機能を考え直してみると、コントロールの場合スタート順が常に27メガの数字の小さい周波数からスタートすることになり、本来ランダムにヒートわけするべきという意味で、あらためてこの部分に再考の余地があるようなないような・・・皆さんはいかがでしょうか?
 
 また、別の部分でおおいに気に入らないところは、スタート・フィニッシュ時の音が出ないということだと思います。
 エンジンカーレースであればスタートのタイミングはフラッグを使用することが一般的なので、まぁいいか・・・っ!とも思いますが、電動カテゴリーのレースで、スタート音が出ないというのは、いかがなものでしょうか?
 ヨコモ、アトラスのように短音、長音の組み合わせによるスタート音とまではいいませんが、電動カテゴリーの世界選手権でも、スタートタイミングは長単音で指示されますから、是非ピーッという音だけでも出せるようにして欲しいものです。
 スタート音が出ないのですから、もちろん、スタッガースタートのゼッケン読み上げや、ゴール読み上げ機能、残り時間のアナウンスもありません。
 しかしながら、デコーダーにはヘッドフォンのステレオミニプラグの出力ジャックがついていますから、通過音を放送することはできます。
 
 どうでしょう、スパークイメージは沸いたでしょうか?あえて表現しませんでしたが、当然、結果集計、リスト印刷等のレースソフトととしての機能は充実いています、しかしポイント集計機能や勝ち上がり機能はありません。 もっとも、前に説明したように勝ち上がりをするにはドライバーリストや、他ヒートから対象選手をコピーペーストもしくはドラッグ&ドロップすれば簡単にエントリーすることができます、その際バンド情報も同時に移動しますので、重複のチェックも可能です・・
 ようするに若干手間はかかるが、使いようではどのような形式のレースもできるのがスパークといえるのではないでしょうか
 ただし、日常的にウィンドゥズに触れていないユーザーにとっては、結構大変かな?という気がしなくもないですが・・・・
 
 なお、ここで取り上げた幾つかの問題点は、アジア担当の河合氏、ならびにAMB-USAのケビン氏に伝えてあります、現在AMB社では、こうした問題点を洗い出し、早くもプラクティクス、スパークともバージョンアップに取り組んでいるそうです(10月ごろには、登録ユーザーに対し、無償アップデートされる?らしい・・)

 文章で表現するのはなかなか難しく、うまくイメージをお伝えできないのですが、わかりにくいことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
 また、お近くの方は、是非レーシングスピードゥエイで実物を確認してください! 

サーバー機能
 スパークの特徴としてサーバー機能があります。
 ソフトを立ち上げると、右下のタスクバーに小さな時計のアイコンが表示され、サーバーとして機能していることを表示します。
 このアイコンが出ているうちは、万一ソフトを閉じてしまっても、パソコンの電源を切らない限りデコーダーから送られるデーターは、セーブされています。
 レース中にうっかり計測ソフトを閉じることは、あまりないとは思いますが、万が一の場合にも対処した親切設計と言えるでしょう。
 また、デーコーダーの情報は、プラクティクスとスパーク同時に通信することは出来ないので、スパークを閉じても、サーバーを閉じないと、プラクティクスとデコーダーは通信できませんから、注意が必要です。

結果画面の表示選択
 「レースを自由に設定できるのがスパークの特徴である」と前の項で説明しましたが、そのような思想の一例として、スパークではレースの結果を表示する際、表示項目をカスタマイズ(自由に選択表示)することができます。
 選択項目は、コースナンバー、選手名、順位、周回数、トータルタイム、ベストラップ、ベストラップ記録ラップ(何周目にベストラップを記録したか?)、トップとの差(ラップもしくは、タイム)、直前の選手との差(GAP)、等々、最初からいれておいてくれよー、というものや、なにもそこまでという項目もあり、レース管理者が使いやすいように任意に設定できるように配慮されています。
 この中で、こりゃ便利だと感じたのは、各エントラントがトップからどのくらい差があるか?という表示です。
 この表示はとっても便利で、いままでのソフトでは、このような情報を放送場合、ラップタイムを見比べながら、その場で暗算をしてアナウナスしなければなりませんでしたが、スパークではコントロールラインを通過するたびに最新の情報が個々に表示されますので、とても計算に弱い私としては、非常に助かっているというわけです。
 あと、ないものねだりですが、前にも書きましたが、この表示項目の中に、ゴール予想タイムが表示されるようになれば最強でしょう・・・・。
 ラジコンのレースを、はじめて行う人は、どの項目を表示していいか迷う場面もあるような気がしますが、慣れてしまえば、便利な機能を使い実況もぐっと楽しく楽に行えると思います。

ヒートのスタート順を変更する
 すでに本物のF1グランプリも2戦が消化され、ウィリアムズとフェラーリの戦闘力が注目されますが、新レギュレーションとして、走行中にペナルティをおかした選手は、次のレースの時、予選で決定する実際のグリッドから10番下がったグリッドが割当てられるそうです。
 また、今回のブラジルグランプリの公式予選か公式練習の最中に、ジョーダン佐藤選手が、ピットアウトの際にレッドシグナルを無視(見落とし?)してコースインしたことに対し、予選のベストタイムは決勝グリッドに反映されず、No.2タイムが摘要されるそうです。
 レースソフトでは通常、予選結果は自動集計され決勝のグリッドが決定されますから上記のようなイレギュラーな決勝グリッドの作成は従来のソフトでは、集計後に定められた条件を反映してリストを作成しなければならず、不可能ではありませんが、面倒でした。
 ラジコンのレースでは、正式なルールとしてこのようなグリッドの変更はありませんが、ローカルレースでは、スタート順を入れ替えたり、あとから来た選手を追加エントリーするとか、ペナルティーのあった選手のグリッドを下げるような場面もあると思います。
 いままでのソフトでは結構入れ替えること自体が面倒くさいということもあって、あまり積極的に入替たりすることは少なかったような気がします。
 AMB社のレースソフトスパークでは、スケジュールの画面で任意のレースを選択すると、右ウィンドウに参加選手が表示され、そのウィンドウの左下にスタート順設定のボタンが表示されます。
 このボタンをクリックすると、設定ウィンドウが表示され、ドライバーを選択し、マウスで入れ替えたい場所に簡単に移動させることができます。
 つまりいままで、このような入替は書き換えが面倒ということで、「まぁいいや」とタイム順に自動的に作成されたリストでそのまま決勝を行う雰囲気が強かったような気がしますが、これだけ簡単にスタート順を入れ替えられるとなると、レース中のバッドドライビングやペナルティーを決勝グリッドに反映させることで、ただ速いだけの予選ではなく、もう一ひねり面白さの要素を付け加えた予選が可能になるかな?と、F1のニュースを読みながら考えてしまいました。

レンタルポンダーIDは忘れずにリセット
 スパークでレースを実行する際、すべてのレース参加者が、ダイレクトポンダーを購入し、しかもWエントリーの場合など、2個のポンダーを別個に搭載してもらえれば理想です。
 しかし、新システムと旧20台システムが入れ替わる過渡期でもあるため、なかなか参加全選手にこれを望むのも難しいという側面もあります。
 そこで、サーキットに備え付けのレンタルポンダー(チャージブル)を用意してあるわけですが、次の点に注意しないと、結果集計の際に苦労することになります。
 実際に、このソフト(スパーク)を使用した月例のレースで、2カ月目のときに経験したのですが、1月目に登録した選手にレンタルポンダーのIDを割り当て、うっかり?そのまま2カ月目のレースを実施してしまいました。
 完璧に当日の選手リストが完成していれば、何の問題もありませんが、現在、当社のレースは、100%当日エントリーという状況で、前月参加して次月も連続参加の選手もいれば、前月のみの選手、当月のみの選手もいます、また連続参加の場合も受付順にレンタルポンダーIDを割当てたので、うっかり該当するヒートに乗せ忘れた選手がいた場合など、スパークは気をきかして、ドライバーリストの中から、該当するIDを割当てられた選手の情報を走行結果に反映してしまいます。
 その結果、計測画面にいないはずの選手名が表示されたり、名前が出ずにアンリレーテッド(どこの誰?)の表示のラップが連続し、オイオイ???という感じで、レース終了後、結果印刷前にしみじみ名前を書き換えたりしなければなりませんでした。
 この教訓をいかし、いまでは必ず、次のレースを実行する前にレンタルポンダーのIDをリセットするようにしています。
 リセットの方法は、ドライバーリストを開き該当するポンダーNoの行を左クリックで選択後、右クリックし、表示項目の中の「ポンダー#をリセット」をクリックすれば、簡単にポンダーIDは、0にリセットすることができます。

個別ドライバーのみの連続ラップを計測中に見る
 以前、RCマガジンのライターである、スマイリー荒川さん(JOY BOX)とスパークについて話をしたときにアトラスのソフトは、通過情報が同じ画面で表示されるのが、スパークは結果の画面と通過情報の画面をいったりきたりしなければならないので大変だという話をしたことがありました。
 この前のレースで、この情報表示を便利に行う技を発見したので、ご紹介します。
 じつは、結果表示画面の中の結果編集の機能を使用してリアルタイムでかつ、選択した選手のみラップを見ることができます。
 トロフィーのアイコンのある結果画面で計測中の選手を右クリックして、結果編集を表示させこの結果編集を左クリックすると黒い画面の下の領域に結果編集のウィンドウが開きます。
 本来、ペナルティとか、計測結果を手動で変更する画面ですが、この画面の右側に、計測開始からの周回、ラップタイム、トータルタイム、ヒット、ストレングスの情報が表示されます。
 この結果編集画面を開いたまま、上の黒い背景に黄文字で表示された、他のドライバーを選択すると、選択したドライバーのラップ情報が表示されますので、この機能を上手に使えば、実況放送のグレードもぐっと上がります!
 特定の選手の連続ラップを表示するこの機能は、他のどのソフトにもないのものです。 

ドライバーを種目別に表示しよう
 表示の中のドライバーリストをクリックすると、ドライバー表(リスト)が表示されます。
 この画面は文字どおり、レースに参加するドライバー情報をストックしておくための画面で、左上の部分には、登録ドライバー数が表示され、ちなみに6/3現在、当社のこのリストには192名選手が登録されています。
 登録者が40〜50人くらいだったらリストからお目当ての選手を捜すのも楽ですが、100人を越えると様々な機能を使用しなければなかなか大変です。
 ドライバーリストには、カーゼッケン、選手名、クラス、所属等々いろいろな登録項目が表示され、それぞれ入力しておけば、アウトルックの表示と同様にクリックする度にあいうえお順(当然正・逆)数字も昇順・降順で表示され、同じ値(3・3・3とかH・H・H等)なら連続したグループで表示されます。
 できるだけ細かく入れておくと、選手を捜すことが出来ますし、この上で書いたリセットしたいポンダーを捜すときもポンダー#をクリックすれば、ポンダーIDが数字の大きさ順(小ささ順)に並びますから、簡単に目当てのポンダーを捜すことができます。
 いろいろな項目の中でも特に便利なのは、クラスで、1/8レーシングとか、ツーリングスポーツというぐわいにクラスを登録すると、フレームになっている右側ウィンドウにクラス選択のフォルダーアイコンが表示されます。
 この各フォルダーを選択しクリックすると左のウィンドーに同一クラスの選手のみが表示され、同時にそのクラスのドライバー数も表示されますから、組み合わせを作成するときにとても便利です。
 クラスに関係なく、すべてのドライバーを表示する場合は特定のフォルダーを選択せずクラス選択画面の白い背景をクリックすれば全登録者が表示されます。 

必ず入れよう会員番号
 ドライバーリストの中に会員番号という項目があります、「何の会員番号?」・・・サーキットで会員証を発行していれば、いいですが、サーキット会員ではないけれど、レースだけに参加するとかいうパターンも当然あるわけです。
 めんどくさいから、会員番号は入れなくてもいいやということでも、計測はまったく問題なくできるのですが、計測後にいざ組み分けを実行しようとすると、ここで問題がおきます。
 というのは、レース結果をもとに集計を実行する際にこの会員番号をもとにデータの並べ替えが行われるようで、とにかく、会員番号の欄が空白だとデータが集計結果に反映されないのです。
 でも、この会員番号は一定の書式でなくても大丈夫なので、JMRCAの会員番号のように該当選手が持っている情報か、レース開催日に関連づけた番号(例えば6/4なら、060401、060402)等を適当に割り当てておけばよいと思います。
 アルファベット、数字の桁数も関係なく、とにかく何か入力されていれば、集計可能ですから、この項目だけは、必ず忘れずに入力しておいてください!

レース設定を間違えてスタート!でもリカバリー可能です
下の項で書きましたが本項は笑い飛ばしてください・・6/10事実判明?
 レースを主催、というかパソコンを使用してレース計測をした経験をもつ方なら一度や二度、レース時間等のレース環境の設定をまちがえて、スタートさせてしまったことがあるのではないのでしょうか?
 スタート後、これに気づいたときには、マイクを握り締め「ちょっとまってーっ!」と叫ぶしかなく、GPカーならまだしも、電動では、バッテリーの関係でブーイングの嵐です。
 このように、従来の計測ソフトではレース時間を5分で設定した場合、5分経過後の記録は表示されませんでした。
 しかし、スパークではSTOPのアイコンでレースを終了しない限り、計測は続いていますので、あわてず、そのままレースを続行します、結果編集の画面で各選手の走行状況は逐次確認できます
 当然、集計上のラップカウント(合計何周)は当初の設定時間で終了していますが、各選手のその後ラップも記録されていますから(ゴール後の1周毎のラップタイムは表示されませんが、逐一トータルタイムが表示される)、例えば正規の時間が8分とした場合、8分を経過した時点で、アナウンスによりレースを終了し、その後結果編集の画面で5分の合計周回にその後の周回数とトータルタイムをプラスすれば、8分の周回レースデータとしてリカバリーすることが可能なのです。
 ただ、この場合レース結果の完全ラップリポートはあくまで5分レースでの印刷となりますので、5分終了時までのラップタイムのみの印刷となりますから、詳細な記録の開示を求められた場合は結果編集画面で確認してもらうことができます。
 いずれにせよ、「なんとか修正して再レースをしなくても大丈夫だ」ということで、決して褒められたことではないので、レーススタート前にレースの設定が間違いないことを確認してスタートボタンを押すようにしましょう・・! 

設定ちがってもパーフェクトリカバリー!
こっちが正解!どーもすいません・・でもすっごいよーっ!
 上の項で、レース結果の修正について書きましたが、本日(6/10)AMB社の河合氏と別件で電話していて、たまたまこの結果修正の話になりました。
 上記の内容を話し、「パーフェクトなリカバリーを可能にしてよ」といったところ、「ちやんとマニュアルを読みましたか?」ときかれましたので「ぜんぜん読んでない」とこたえたら「これだから困るよなー」といわれてしまいました。
 実は、レースの計測環境を変更することによって結果の表示も全て変更できるとのことで、「うっそー!」といいながら、その場でスパークを開き、ある計測済みレースファイルを選択してさっそく、レース時間やスタート条件、1周目のカウントの有無の条件を変えてみました、するとあら不思議!さっきまでのデータが見事に書き変わって表示されているではありませんか!・・・
 つまり設定によりすべてのレース時間の管理が簡単に切り替えられることはもちろん、スタートしてから最初に計測ラインを通過したタイムを結果に反映することも、あるいは、反映させないことも自由に切り替え表示できる(本来スタッガーでなければならないのに、同時スタートの環境でレースをしても、問題なし!)ということで、これは計測中でも、計測終了後でも簡単に設定できます!スッゲー・・・・・!
 当然、河合氏に勝ち誇られたのはいうまでもありません。
 でも、私としてもいいわけをさせてもらえば、従来のレースソフトでは、ベストラップ方式と周回方式は、切り替え表示できましたが、スタート方式やレース時間を計測終了後に修正することはできませんでした(当然、このことで過去に何度も冷や汗をかいている)
 ですから、まさかスパークで同時スタートとスタッガースタートの計測後の切り替えやレース時間の変更によるレースレポートの切り替えまでできるとは、はなから考えもしなかったんですねーっ・・・だれですか?年をとるとあたまがかたくなるんだよーっていっているのは!・・
 新システムでマイポンダー(もしくはチャージブルのIDポンダー)を使用すれば、エントリーもれがあっても、確実にカウントしますので、実際のスタート方式、レース時間等を間違えなければ、とどのつまり、たとえスパークの初期設定を間違えていても、完璧な計測と、計測結果の表示ができるというわけです!
 選手の方はピンとこないかも知れませんが、従来のレースソフトを使用してレース計測をしたことがある方ならこの機能がどんなに便利かつ、すごいかというイメージはすぐご理解いただけるのではないでしょうか。
 本日の教訓・・・マニュアルはちゃんと読みましょう・・・!

集計と、組み分けはかなり面倒?エクセル勉強しましょ
 上のスパーク紹介の部分でも書きましたが、スパークでレース結果を集計するのは、アトラス等のソフトに比較してかなり面倒くさいです。
 アトラスLCでは、予選終了後の集計や、決勝レースが終了した後の集計の作成等は、簡単におこなえます。
 集計結果ファイルをCSV形式でエクスポートし、表計算ソフトで簡単に加工できたり、当然ホームページへの結果のアップも表ごとコピー&ペーストで簡単に行うことができます。
 AMBのスパークで、同じようにデータを加工するには3倍くらいのの手間がかかります(手間をかければできる・・ということです)
 集計するためには、まず、ファイルから結果集計を選択し、集計対象レース=ファイルを選択しなければなりません、せめてシフトキーを使用して複数のファイルを一括選択できればよいのですが、なぜか1つずつでしかレースファイルを選択できず、選手権の予選など十数ヒートを数ラウンド実施した場合などこの選択作業でも結構大変な作業になります。
 また、エクセルにデータを取り込む場合、アトラスLCではファイルをそのまま開けば、きれいな表が即座に表示されますが、スパークの集計済みファイルはカンマ区切りのデータファイルとなっているので、そのまま開くと、表にならず、データがカンマ区切りでセルに貼り付けられてしまいます(当然ですが・・)
 スパークのデータをエクセルに取り込むためには、直接開かずに必ず、データから外部データの取り込みを選択し、テキストファイルのインポートでファイルを開き、エクスプローラー(たいていはローカルディスクのプログラムファイル内のスパークフォルダーの中にあるエクスポートフォルダー)で集計データを選択してインポートしなければなりません。
 また、ファイルを開くときは、同時に列ごとの書式(例えば文字列等の指定)を適宜しなければ、エクセルで表示したとき、折角のレース名等のデータも日付等に変換されてしまったり、計測時間も小数点以下が省略される場合もあるので注意が必要です。
 いずれにせよ、アトラスのように指示に従いエンターキーを押していけば、「いっちょあがり!」とはいかず、スパークによりパソコン操作の実力は確実に向上するでしょう・・・!

日本は2桁・ヨーロッパは周波数で表示
 先日、スパークを新しく導入したサーキットオーナーの方と話す機会があり、重複周波数の修正方法の質問がありました。
 現時点では、残念ながら自動選別の機能はなく、手作業で周波数のダブりを修正しなければなりません、ただ重複周波数がある場合は周波数情報のセル部分が赤い背景で表示されますから簡単に修正できます。
 そのつもりで、その方のPCで周波数を修正をしたのですが、なぜか赤い背景がなおりません?
 一瞬何かのエラーかなと思ったのですが、表示切替機能を思い出しました。
 周波数の表示は日本では 01・02・03 といった2桁の数字で表示しますが、外国ではMHzとかKHzで表示していて、数ヶ国語に対応しているスパークでは、切換のオプションがあるのです。
 昨年、スパークのパイロット版を体験した際には周波数(KHz)表示しかなく、AMB社に発売時には2桁表示でなければ日本では受け入れられないと伝えて改良してもらったのです。
 この設定の切換は、設定から警告レベルを選択し、バンドの項目でKHzの表示から番号2桁使用を選択して設定変更すればOKです
 この秋に発表予定のスパーク2では、周波数の自動選択も可能になるという情報もありますので、みんなで楽しみに?待ちましょう・・

妙?な日本語、修正しましょう
 スパークは世界中での使用を想定しているため、言語の切換ができることができます。
 当然皆さん日本語を選択することと思いますが、ソフトの中で表示される一般的なRCカーレースの慣用句に関し、ちょっと???という感じのものが複数あります。
 FGでおなじみのフォルム代表、斉藤さんは、「変な日本語の部分がありちょっと使いにくいので、英語で使用する・・」と言っておられました。
 例えば、結果合併(結果集計)、ベストタイム優先順位(ベストラップ方式)、ラップ数優先順位(周回レース方式)・・・・等々、????ちょっち考えれば、あ〜っ、そうかという感じの単語が使用されています
 自分でもこれは変だょ・・感じていたので、AMB社河合氏に修正の相談をしたところ、修正ファイルを作成していただきました
 河合氏も多忙のため、100%満足というわけではありませんが、初期のものに比べれば、まぁまぁか・・・というレベルになりました
 河合氏からこの修正ファイルの公表の同意を昨日いただきましたので、不満を感じる方は、スパークを修正してみてください
 具体的な修正方法は、修正ファイル=languages.dat(254KB) をダウンロードして、エクスプローラーでスパークのConfigというフォルダーの中にある同名のファイルとダウンロードしたファイルを上書き保存、もしくは置き換えればOKです
 パソコン操作に慣れている方なら簡単に行えると思います、心配な方はいきなり上書き保存せず、いったんConfigフォルダーのlanguages.datを任意の場所にいったんとっておいて、ダウンロードしたファイルをConfigフォルダーに移せばいいのではないでしょうか 
 ダウンロードはこのページのトップから実行できます、自信のない方は、メールでお問い合わせいただけば、添付ファイルで返信いたしますので、お気軽にこちらからお問い合わせください
 

結果集計の印刷はHTMLファイルで・・・
 相模湖ピクニックランドSPLでレース運営をしているクラブ10・FLUG1さんでも新システムが導入され、スパークの集計機能に関して問い合わせがありました
 上の方で書いてあるとおり「エクセルで集計結果を印刷しています」ということで伝えましたが、単純に選択したヒートの集計結果を無加工で印刷するだけなら、隣のHTMLファイルを作成したほうが簡単では?という話になり、改めて検証した結果たしかに、確かにこちらのほうが速いです!
 結果併合=結果集計のファイルは、それぞれcsv、HTML、フォルダーの3種類ですが、改めて適正な使用方法としては次のような結論でいいようです

csv=決勝レース等の総合結果表を作成する場合、単純に各決勝メインをすべて選択し、集計してしまうとメイント無関係に決勝ヒートの成績順に成績がソートされてしまいます、従ってこのような場合、メインわけの場合は各メインごとに、また勝ち上がりのクリスマスツリーがある場合は各ファイナルごとに結果集計をして表計算ソフトのシートにはりつけ表を作成後、印刷するという手順になります

HTML=通常IEで表示させるためのファイル形式(もちろんこのままホームページにアップしてもいいのですが・・)コントロールプラクティスの結果、予選結果のラウンド毎、またすべての予選結果集計結果の印刷に使用また、集計画面の中で集計後ファイルを開くという項目をチェックしておけば、集計結果表がそのまま立ち上がりますのでこの画面から印刷すればお手軽です(ただしツールの中のインターネットオプションを開き、詳細設定で「背景の色とイメージを印刷する」のチェックをはずしておくことはもちろんです

フォルダー=SPARCの中でコントロールプラクティスや予選終了後の決勝組み分けファイルを作成するために利用します

フォルダーダブルクリックで一発集計!
 結果集計で、対象のファイルをひとつづつ選択しなくてはならず、面倒だし(関西方面の方は「じゃまくさい」というらしい)何とか結果の集計が簡単にできないかなーっ?と考えて、いろいろやってみたところ、簡単に全てのファイルを集計の右ウィンドウに移動する方法を発見しました
 それは、対象ファイルをフォルダーでまとめておけば、そのフォルダーをダブルクリックすることで、集計右ウィンドウにファイル全部を、一発で移動させることが出来ます
 こいつが意味することは結構ナイスでしょー??というのは、例えば予選の場合、いままでのソフトでの集計だと、ラウンドが終了した時点で総合結果をプリントするのが一般的ですが、スパークで、あらかじめ予選というフォルダーを作っておいて、その中に全予選ラウンド・ヒートファイルを作成しておきます
 全てのヒートが終了する前に、この予選フォルダーをクリックすると集計ウィンドウには当然計測済ファイルと未計測ファイルが混在することとなりますが、実際に集計結果に反映されるのは、計測済みファイルのみですから問題ありません
 具体的なイメージとしては、1ヒートが終了するたびに総合順位の発表が簡単に行われるわけで、ちょうどヨコモのDOS版ソフトで、ヒート終了後、常にベスト30位が表示されるのと似ています
 手に汗握る予選で、1ヒートが終了するたびに、一目瞭然で自分の全体の中の順位を確認でき、かなりGOODです、是非利用してみてください!
 もちろんこの集計はHTMLのデータエクスポート方式と、集計後にファイルを開くにチェックを入れるのを忘れないで下さい
 HTMLファィルのエクスポートに関しては、エクスポート先のファイル名を決めておいて(例えば「総合成績」)次から次へと上書きしていけば便利だと思います(例えば50ヒートあった場合、50個の集計ファイルを作っても意味ないです・・・)
 予選フォルダーの中に、ラウンド毎のサブフォルダーをつくって、ラウンドごとの集計を簡単に行うこともできますが、この場合予選フォルダーをクリックしてもサブフォルダー内のファイルは右ウィンドウに表示されません(ダブルクリックしたフォルダーの階層のファイルのみ表示)
 もっとも、計測したいラウンドのフォルダーを全てクリックすれば、同様の表示が可能です(ラウンド数が少なければ、このような方法もありかも知れません・・)
 というわけで、レースのエクスプローラーを組み立てる場合はこの集計機能を考えながら組み立てましょう・・というお話でした!

ファイルのコピーや移動はフォルダーを右クリック
 1ラウンドの組み合わせが終わって、2ラウンド3ラウンドのヒートを作成する場合やり方はいろいろありますが、一番簡単な方法は?ということで以下の方法で試してみてください
 まず、コピーしたいファイルがおかれているフォルダーを選択し右クリックし、その中の「ヒートを他フォルダーにコピー又は移動」を左クリックします
 するとウィンドウがたちあがりそこに選択したフォルダーの中の全てのファイル(レース)が表示されます
 このとき下の部分のサブフォルダーにあるヒートもこのヒート表に表示をチェックすると、このフォルダーの中のサブフォルダーにあるファイルも同時に表示させることができます
 ここでコピーしたいヒートを選択し(複数のファイルを選択する場合はもちろんシフトキーやコントロールキーを使用してください)
 選択後、ドラッグ&ドロップで移動したいフォルダーに選択ヒートを移動しドロップすると「ここへヒートをコピー、ここーヒートを移動」と聞いてきますので、適宜選択し実行します
 コピーもしくは移動するフォルダーは、現在開いているものでも別のフォルダーでも大丈夫で、計測済のヒートをコピーした場合は、計測結果のないファイルのコピーが作成されます
 ただし、同じフォルダーにコピーを作成した場合、同一フォルダーに同じ名前のファイルが複数できてしまうので、コピー後それぞれのヒートの名前を変えておくことをお奨めします

万が一の手動計測法・F10を使え!!
 めったにない事ですが、レースがスタートし、トランポのヒットが弱い・・・!レースの計時係(計測担当者)は、どうしよう?!どうしよう?!?!とあわてる!!!・・・という構図が目に浮かびます、また、電動カテゴリーでダイレクトポンダーをしようした際にバッテリーダウン・・でトランポに供給される電流が不足し、計測ライン上にやっとたどりついたのは良いけれど、「○○選手ゴール!」のアナウンスの直後に「いや、今の通過はカウントされていません・・・」ではレースはしらけてしまいますし、それよりも記録が残らないことは大問題です・・
 こんなとき、スパークの手動計測機能を利用して、落ち着いて対処しましょう
 具体的な手順としては、怪しいマシンがコントロールラインを通過した時に計測用パソコンのキーボード上のF10キーを押します、押したタイミングが通過時間として記録されます
 次に手動計測のウィンドウが立ち上がりますので、割当て対象の選手を選択し、割当てのボタンをクリックすれば、作業完了です
 このとき割り当て対象として表示されるドライバーはそのヒートに参加している選手のみが表示されますから、落ち着いて選択することが出来ますし、一度割当てた選手は、手動計測タイム保持者として右のウィンドウに他のドライバーと分けて表示されますので、一度割当ててしまえば、2回目からはさらに簡単に割当てることができるようになります
 万一、トランスポンダーの通過記録が正常に記録され、F10の通過記録がだぶってしまったら、「記録されてよかったよかった・・・」ということで手動計測のウィンドウをキャンセルして閉じればOKです
 F10のキーを押した回数だけ通過情報として記録されますので、複数のマシンが通過した場合はとりあえずF10キーをおし通過した順番をメモしておいて、落ち着いたところで選手を割当てればいいと思います
 このとき、通過タイムの削除・削除の取り消し、選手の割当・割当の無関係化(割当の取り消し)、等も自由に行えますから、腕に自身のあるかたは通過ゼッケンをメモしながら、F10を押せば、トランスポンダーなしでもレース計測は可能です(まぁこんなことをやる人はいないとは思いますが・・)
 F10のキーを押すタイミングを正確度を上げるためにコース上にコントロールラインをペイントしておくとさらにGoodでしょう!

他マシンでレース情報を共有しよう
 スパークでは、ドライバーリストをいったん新規レースファイルに登録しこのファイルをエクスポート→インポートすることで、ドライバー情報を複数のマシン(コンピューター)で共有することができますが、計測済みのレース結果を他のパソコンに移動する機能しありません
 でも、何台かパソコンを持っていたり、結果を他のパソコンに移さなければならない状況もありうるということで、ドライバーズリストはもちろんイベントスケジュール、レース結果までそっくり移植する裏技があります
 具体的な方法としては、表示したいスパークの「データ」フォルダーをエクスプローラーを使用してコピーを作成します
  (スパークは、特別の操作をしていない限り、ローカルディスクのプログラムファイルの中にあると思います)
 データフォルダーの中にはさまざまな情報が記録された6つのファイルがあり、これらのファイルを全てコピーします・・フォルダーごとすべてコピーしてしまうほうが簡単だと思います・・
 そして移したいパソコンのスパーク・「データ」フォルダーにコピーしたフォルダーをそっくり「上書き」もしくは、置き換えればOKです
 ただし、上書きした場合は、上書きしたデータはすべてなくなりますので、十分に注意してください
 上書きする前の内容を保存しておきたい場合は、必ず上書きする前に任意の場所に対象のデータフォルダーごと保存しておいてください
 この手法を利用して、さまざまなレース環境を使い分けることも可能ですし、複数のマシン(PC)でまったく同様のレース環境を共有することも可能です!
 この作業を複数のサーキットで実行することにより、トランスポンダー情報の共有化も可能となるため、一度IDを登録してしまえば、データが移植されたパソコンを使用する異なった会場でも、まったく同様の計測環境を再現できるわけで、サーキットの枠を超えた大会の実現の可能性が近づいたといえるでしょう!!

自動エントリーやってみましょう
 従来RCカーレースの受付は、エントリーカードやリストを利用して、ドライバーリストからエントリーリストを作成し、このエントリーリストからさらに各ヒートに割り振る方法が一般的です
 当然スパークでも同様の方法で作成することができますが、さらに一歩進んでエントリーリストを自動作成することが可能です
 スパークでは、計測時(スタートボタンを押してレースが計測中の状態)にトランスポンダーのIDを感知すると、ドライバーリストに登録されているIDであれば、IDに対応した登録ドライバーが実行中のヒートの参加ドライバーとして自動的に読み込まれます
 この機能を利用して、レース受付時に参加選手にIDを発信してもらい、エントリーリストを作成してしまおうというわけです
 とはいえ、受付をコースに埋め込んだコース内のループの近くで行うというのも現実的ではないので、受付け用のテーブルにミニループを設置し、電波チェックあるいは、エントリーフィーの受付時に同時にトランスポンダーを搭載したシャーシも選手に持参してもらい、レース(参加選手受付用)をスタートし、このミニループの上において、受けつけるという手順となります
 (レースは受付時間中動いていなければならないので、計測時間の設定は30分とか1時間位がいいと思います)
 では、ミニループはどのように製作すればいいか?皆さん気になるところだと思います
 実際のレースの測定をするわけではないのでさほどシビア‐なものでなくても大丈夫で現在KRSで使用しているものは、同軸ケーブルの外側と中心の線をコースに埋め込んだリード線(アンテナ線)でつないただけ(ハンダ付け)の簡単なものです
 ループの真ん中に抵抗もつけませんし、同軸ケーブルとアンテナの間のコネクションボックスもありません
 もちろん同軸ケーブルの端にはデコーダーに接続できるようにBNCコネクターをつけておかなければなりません
 このミニループをホームセンターで販売されている35×25p程度の棚板にはりつけいっちょ上がりです!
 ただし、このミニループもこのまま使用すると感度が良すぎて先にスイッチを入れて受付しようととした場合に棚板から相当離れた場所でも感知してして、選手も受付係りもびっくり??するくらい高感度です、RCカーで言えばビクビクで扱いにくいという表現でしょうか?
 私は、勝手にこの受付用の板をエントリーパットと名づけていますが、上のような状況だとちょっと「エントリーパット」というほどかっこよくないよなーっ・・・これじゃ、エントリー棚板だよ〜・・・
 というわけで、AMB社河合さんに相談したところ、オランダの技術の方に問い合わせていただけました
 その結果、20dB(デシベル)のアッテネーターを同軸とデコーダーの途中にいれれば良いでしょうというアドバイスをもらいましたので、早速、秋葉原で購入し試したところ、感度が半分くらいに落ちたような感じで、使用感もずっと自然なものになりました
 ただ、このアッテネーター、とてもコンパクトですが値段が結構良くて、一個 4800円(税別)とエントリーパットの製作費の殆どをしめてしまいました・・・
 でも一回製作してしまえば、数年使用できる便利アイテムだと思いますから、皆さんも、是非検討してみてはいかがでしょうか?

コース全長は?
 スパークに疑問を感じる部分として、最高速度の表示があると思います
 本当に最高速度が表示されるのであれば、実車F1の結果表示で、「かっこい〜」機能なのですがコース全長を入れても表示されるのは0.38とか0.45という数字ではありませんか?
 これはスパークのソフトの表示が間違っているいるためで、あなたが間違っているのではありません
 イベントの設定ウィンドウで、個別のイベントの全長を入力するBOXがありますが、このBOXの単位がくせもので、「Km」の表示がありますので、ふつうの人は、例えば全長200mのコースであれば0.2と入力します・・
 このように入力すると最高速度が0.38?という感じで表示されてしまいます
 というわけで「Km」表示は誤りで「m」が正解ですのでコースレイアウトが決定したらコースの全長を計測し「m」でBOXに入力してください
 どうですか?きちんと表示されたでしょ!
 ただし、区間計測しているわけではないので「最高速度」といっても本当のMAXスピードではなく、一周の平均速度がもっとも速いものが表示されているということが真実なのですが・・・

フリースタッガ−形式のレース運営の方・・Atention!
 GPバギー等で、計測開始30秒前からスタート準備音を流し、選手は自分でタイミングを見計らってスタートするというスタイルのスタート方式が数年前から流行しています。
 ショップ主催のレース等でもこの方法はわりとよく見かけられます。
 この方法はエンジンカーのレースで特に多く、その理由としては、エンジンスタートがあまり得意ではない選手が集まった場合、レースによっては計測時間を長めに設定し、スタートのタイミングを個々の選手の都合にあわせ、計測開始から1分〜2分でもいいョという感じでレースをしたほうがスムースにレース運営ができることと、スタートの旗振りスタッフを省略できるという運営側の都合もあるようです。
 いままで使用していたアトラスやヨコモのソフトだとこのやり方で、まったく問題はありませんでしたが、スパークだとちょっと問題があります・・・。
 というのも、スパークの計測設定基準が、IFMARルールを基準としているためで、このスタッガ−スタートの計測方式にもIFMARルールが適用されています。
 IFMARでは、スタッガ−スタートで計測する場合、周回遅れでスタートする場合はすでにオーバータイムの対象となり、たとえば本来5分間の計測時間が設定されたレースで、他選手が1ラップを記録したあとで、第一通過をした場合の次に通過した1ラップのタイムに対し第一通過が遅れたタイムが加算されたタイムが合計タイムとして計時されます。
 文章で書くとちょっとわかりづらいのですが、わかり易く言えばスタッガ−スタートが大幅な時間差が生じた場合、遅れて出た選手は5分を走りきることが出来ないということです。
 国際ルールだからと言われてしまえばそれまでですが、日本の国内事情を考えるとオプションでオーバータイムの設定についてオプションで解除できたり、単純に計測終了後のオーバータイムの時間指定ができるようになれば、ローカルの草レースでも、ユーザーの使用状況にあわせてカスタマイズでき、スパークも十分に威力を発揮するようになるのになーっ・・・・と思います、AMBさん、よろしくおねがい致します!!!